歳を取って目が悪いため、今は家にこもりきりになってしまったが、うちの姑は元気だった頃でも、強い風が吹く日はなるべく外出しないようにしていた気がする。


曰く、空っ風は喉にウイルスがついて風邪をひきやすいのだとか。


姑とは、もう20年近く一緒に住んでいるが、思い起こせばかなりの頻度で「風」の話題が出ていた。


「今日はすごい風だ」


「今日の午後から風が強まるらしいよ」


「今日は風があるから洗濯物は外に出さないほうがいい」


「昨日の強い風は、春一番だったのよ」


とにかく、風を目の敵にしているようだった(笑)


実は私の場合、強い風が吹いているときに外にいるのが嫌いではない。むしろ好きだといってもいいくらい。


今日はまだこれから外出するので様子は分からないが、家の中からヒューヒューという音を聞いていると大変期待が持てる。


昨日は、秋空で強い風が吹いていて、もう理想的。


澄んだ空と強い風に揺れる木々、高層ビル・・・私の大好きなシーン。

↓↓写真では風の様子が分からないですが、すごい風でした。

akizora


こんな天気の元で、恋愛小説とか詩集でも読んでると気分も盛り上がりますが、今はひたすら修士論文の文献を読んでいます。


先週のゼミで、「進行が遅い!」とゼミの指導教授に喝を入れられてしまったので、今は、やや当てつけ?のように原稿をメールで毎日送っています。これでは、また逆に怒られてしまうかも・・。


ああ、私って負けず嫌いなんだなあ・・・。強い風が吹くほどに、外に出て何かしたくなる。


姑のように強い風をかわして生きる人の方が、安定した人生が築けるような気がするのですが。